記録的大雨が青森をおそう中での宿泊となりました。
残念ながら予定していた農業体験は行えませんでしたが、
十分楽しむことが出来ました。
両親、妻、こども2人という構成で利用させていただきました。
お部屋はまさに古民家であり、両親は幼少期に住んだ家を思い出すといい、到着後からくつろいでおりました。
子どもは子どもではじめて見る囲炉裏に興味津々で畳敷きの部屋の良さも初体験しているようでした。
お天気なら車で眼と鼻の先の地球村を楽しもうかと思っていたのですが、雨が降ったり止んだりの気まぐれでしたので断念。
ですが、車で20分前後の金木の斜陽館を観光して参りました。
自分は学生時代からの太宰読者だったので楽しみでしたが、
正直こどもたちは即飽きてしまうのではと当初懸念しておりました。
ですがそんな懸念は杞憂で終わります。
当時の面影を適切に残しながら、実に巡りやすく効果的に当時のEpisode含め太宰生家を楽しめるよう作り込まれており、大人は太宰のことはもちろん、当時の青森の生活や時代性も追体験でき大満足で、こどもはこどもでまるで祖父母の田舎屋敷を探検するような様子で非日常を楽しんでいました。
すぐ傍の三味線記念館で演奏も体験し、天気に負けることなく充実した時間を過ごせました。
これまたすぐ傍の産直メロスも非常に新しい建物で清潔感に溢れ、Eat inのラーメンは縮れ麺がうまみたっぷりのスープとからみ、絶品でした。普段食の細い娘もモリモリ食べていたのがおいしさのしるしです。
関東では高くて手が出ないような大きなスイカやメロンもお手頃価格でしたし、びっくりするくらい多様なリンゴジュースがおかれ、お土産選びとしても今回の旅で一番魅力的なお店でした。
そんなわけで津軽を満喫したのち、
宿に戻り、
囲炉裏に火を起こしたり、地球村の日帰り温泉で汗を流して古民家ライフを堪能しました。
蚊帳の張られた寝床での就寝体験も子ども達には貴重だったようで、寝る前にも関わらず興奮していたのが印象的です。
一点やや失敗したのはキッチンと囲炉裏を利用して夕食を楽しんだのですが、なかなか近所につがるならではの食材購入が出来る場所がなく、結局近所のスーパーで日常的な食材を買い込んでの料理になってしました。
車で5分くらいの道の駅もりたもうかがったのですが、スイカとメロンと野菜は魅力的でしたが、お肉や魚などはあまりなかったです。
食材も産直メロスで購入しておけばよかったかもしれません。
ただ、日常的な食材でも囲炉裏の炭火で焼くお肉や海鮮はそれだけで格別であり、なんやかんやで夕食時間も充実していたと思います。
地球村の温泉は朝6時から開店しており、
早朝の散歩がてらに朝風呂も楽しめました。
地域の方も多くいらっしゃっており、生津軽弁が旅先らしい貴重なBGMでした。
ながなが書いてしまいましたが非常に満足のいく宿泊体験でした。
できなかった農業体験や
豪雨被害でうかがえなかった鰺ヶ沢などまだまだ出会っていない魅力も残っており、いつの日かまたお世話になりたいです。